印刷プロセスとエッチングプロセスの比較
印刷プロセスとエッチングプロセスの比較
エッチング法とスクリーン印刷法を比べてみましょう。
厚膜回路の工程は極めて単純
銅箔をエッチング加工して電子回路を作るには、まずフォトリソグラフィーか印刷でレジストパタンを形成し、次いでエッチング、レジスト剥離、洗浄というように様々な湿式化学処理工程が必要です。一通りの設備を揃えるのに最低でも何億円もの投資が必要になります。使用する化学品のための貯蔵タンクと、配管類の設置もしなければなりません。
一方、厚膜回路をスクリーン印刷で作るには、印刷機と乾燥用オーブンがあればほとんどの層を形成できます。とりあえずの試作や実験だけであれば、極めてわずかな設備投資、工場スペースだけで十分です。50万円でおつりがきます。工程としては印刷と乾燥焼成だけですから、加工の手間はわずかなもので済みます。
Wednesday, May 18, 2011